たこ焼きと明石焼きを科学的に比較

さぁ、明石焼きを食べに行ったらダシ:ソースの配分でずいぶん悩む播磨弧道です。
みなさん、おいしいもの食べてますか?

さて、この前久しぶりに大阪は難波に行く機会があったんですけど、せっかく行くんだから何か企画ができないものかと考えてました。

大阪といえば、通天閣、お笑い、そしてたこ焼き、ですよね!

で、僕は加古川在住ってことでよく明石焼きを食べに行くんですけど、ふと思ったんですよ。

たこ焼きと明石焼ってどこが違うんだろう!?

と。

で、お料理に関してはズブの素人なんで、科学的アプローチで色々と調べてみたらいいんじゃないかってことで、次の項目を調べてみることにしました。

比較するところ

  • 温度(度)
  • 大きさ(センチメートル)
  • 重さ(グラム)
  • 色(焦げ目と中身)

の4つです。

比較するたこ焼き&明石焼き

もちろんお店によってそれぞれ違うんで、ここは独断で大好きなたこ焼き&明石焼きの頂上対決にすることに。

ということで、選ばれたたこ焼きは、、、???

(ドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコーーーーー!)

ドーン!

赤コーナー、大阪代表ーーーー

なにわのセンター・オブ・サークル、わなか!!!

(パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチーーーーー!)

対しまして、、、

青コーナー、明石代表ーーーー

明石のコースタル・オクトパス、たこ磯!ーーーー!!

(ヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒューヒュー!)

では、この2店で比較してみたいと思います!

買いに行く

では、たこ焼き明石焼きも買いに行かないと始まりません。
さっそく買いに行きましょー!

※記事中の地図は地理院地図を加工したものです。

1.たこ焼き: わなか アメリカ村店

お昼どきからは外れた時間だったんでほとんど待たずにゲット!
つまようじじゃなくて、クシを使って食べられます。

開けたとこ。やばい、、、よだれがー(じゅるる。。)

2.明石焼き: たこ磯

こちらはお昼直後だったんで10分ほど並ぶことに。
できたてをゲットです!

開けたとこ。やばい、、、よだれがー(じゅるる。。)←2回め

じゃあ、この2つで科学的検証をやってみます!

1.温度(度)

では、まずは温度の検証いってみましょう。
どっちの方が高温なんでしょうか!?(開封はどちらも5分後)

まずは、わなかのたこ焼きです。

おっと、ちょうど80度になりました!
これだけ温度が高かったら持ち帰りでもアツアツで食べられますね!
(実際アツアツでした)

じゃあ、たこ磯の明石焼きはどうなんだっ!?

おっ、こっちは79.6度が最高温度だ!

ということは、温度ではたこ焼きの方が 0.4度高いという結果に。
(たった、0.4度なんで条件が変わったら逆転する可能性もありますね。)

もちろん食べたらどっちもアツアツで最高でしたよ♪

2.大きさ(センチメートル)

さぁ、どんどん行きましょう!
次は大きさです。

まずはたこ焼きから!

でました!4.8cm です。

※ちなみにレッドブルの缶は直径約5センチだそうです。

さぁ、それでは明石焼きの大きさもいってみましょう!

おおっ、こっちは5.3cm。
6ミリ明石焼きの方が大きいという結果になりました。

ということは明石焼きのほうが口を大きく開けて食べないとダメってことですね(笑)
なるほどなるほどー!

3.重さ(グラム)

さぁ、まだまだいきましょう、次は重さです。
これも興味深いですね。

まずはたこ焼き!

おっと、38グラムですね。
(ちなみにこのはかり、このためだけに急遽 daiki に買いに行きました(笑))

さぁ、では対する明石焼きはどうでるのか!?


おおっと!
30グラムです。

ということは、大きさでは明石焼きが大きいのに、重さはたこ焼きの方が 8g 重いという結果に。

ということは、中身がつまってるってことは腹持ちがいいのはたこ焼きの方なのか!?

色(焦げ目と中身)

じゃあ、最後に色の比較です。
まずは焦げ目から。

たこ焼き。ソースがかかってない場所で色を取得。

16進数の色でいうと「#6a2d11」です。
(にしてもアップにするとより食べたくなる。。。)

次は明石焼き。

色で言うと「#6c2720」になりました。

これだけじゃわかりづらいんで色を比較した画像を作ってみました。

ほー、明石焼きの方が若干赤いんですねー。
じゃあ、中身のほうもいっちゃいましょうか!

たこ焼きの中身です。

黄色いもんだと思ってましたけど、意外と白いんですね。
色で言うと「#bccacb」になります。

では明石焼きを。

あっ、こっちのほうがちょっと黄色い!
色で言うと「#cad2c3」です。

では、中身も比較してみましょう!

ほー、やっぱりたこ焼きの方が白くて明石焼きは黄色いんですね。

別名「玉子焼き」と呼ばれるだけあって明石焼きは玉子の配分が多いってことなんでしょう。
ちなみに、僕が想像してた色により近いのは明石焼きの方でした!


以上、比較は終了です!

ちなみに

せっかくこれだけ時間をかけて科学的に比較したんで、その他の違いについてもまとめてみることにしました。

1.本場

たこ焼きの本場はみなさんご存知のとおり大阪で、元祖のお店は会津屋というところ。以前TBS番組「ごぶごぶ」でもダウンタウン・浜田さんがいらっしゃってるのを拝見したことがあります。

ただ、これだけメジャーになったんで今は大阪だけじゃなく兵庫や京都など関西ならだいたいどこでも売っているのに加えて、東京では銀だこと呼ばれる油でカリカリに揚げた新スタイルのたこ焼きも人気になってるんで、もはや日本を代表する食べもの、といってもいいと思いますね。

逆に明石焼きはというと、もちろん本場は明石ですが、明石以外となると姫路のたこピア東二見のてんしんなど、それほど多くはないイメージです。

2.食べ方(その1)

たこ焼きの場合は、今回のわなかさんのようにクシを使って食べるところや昔ながらで爪楊枝で食べるところも多いですね。

だいたい2本の爪楊枝、もしくはクシがついてくるんで2本使うのかと思いきや、個人的な経験で言うと、あんまり2本ともつかって食べてるのを見たことはないです。
おそらくは落としたとき用のスペアっていう意味合いが強いんでしょうね。

明石焼きはというと、ダシにつけて食べる関係上、お箸で食べることが主流です。これも個人的にですけど、今まで一度も爪楊枝で食べるお店をみたことがありません。

3.食べ方(その2)

たこ焼きはもちろん甘いソースをかけて食べます。
その上には鰹節だとか青のり、マヨネーズとかをかけるんで明石焼きと比べるとバリエーションは多いのかもしれません。

※ほとんどのお店でかける、かけないを選べるんで、女性におみやげの場合はぜひ青のり抜きでお買い求め下さい(笑)

明石焼きは、知っての通りダシにつけて食べるスタイル。
味がしっかりついてるんで、最後にぐいっと飲み干してもとてもおいしいです。

しかも、ほとんどのお店にはダシだけじゃなくて、ソースもテーブルに置いてくれてるんで、実は明石焼きは1度で2度おいしいスタイルなんですよ!
(地元の人は、ソースをかけて、さらにそれをダシにつけて食べる人もいるらしいんで、1度で3度おいしいってのが正解かも。)

また、今回行ったたこ磯さんのように七味を置いてくれてるところもあります。
辛いものが好きな僕には嬉しい限りです。

ちなみに明石焼きのダシにはたこピアみたいにネギが入ってるものや、まるまるのように三つ葉を入れて食べるところもありますね。

4.具材

たこ焼きの主原料は小麦粉。なので、今回サイズを図った時も丸いままの形を維持してたんですね。あと、中には紅しょうがだったりネギだったりたこ以外も具材をいれることが多いようです。

あと、ウチではしないんですけど、友人の家ではキャベツもたこ焼きの中にいれていて、正直そっちの方が美味しかったですね(笑)

対する明石焼きは「玉子焼き」と呼ばれるだけあって主原料がやはり卵なんで、置いたときに横に広がってサイズが大きくなる傾向があるようです。また、具材としてはほとんどタコのみです。(たこ磯にはタコの他にあなごが入ってるバージョンもあります)

明石焼きがダシの中でバラバラになったのをみると茶碗蒸しのように見えなくもないです。味もちょっと似てるかもしれません。

また、先程も書きましたけど明石焼きの色のほうがより黄色かったのもこの卵の影響が大きいんですね。

5.おかずにするのか?

たぶん関西人の中でも賛否両論だと思いますけど、個人的な話で言うとお昼ごはんとしてのたこ焼きは子供の頃に家でやってました。

でも、明石焼きはウチではでたことないんでわからないんですよね。
もし知ってる人いたらぜひ教えてください。m_ _m

あと、たこ焼きの金型が一家に一台あるって話、僕の周辺では正しいと思います。
だいたいどこの家にもありましたからね。(今はたぶん持ってない家庭も多いとおもいますけどね。)

でも、僕はあんまりご飯を食べないからかもしれませんけど、お好み焼きとご飯はぜんぜんいけますけど、たこ焼きとご飯はなんか違和感を感じますかね。たぶん爪楊枝をつかって食べるから、それでご飯はいけないだろって発想なんだと思います(笑)

今回の企画をやってみて

とにかく、写真をとってる最中、早く食べたくてしょうがなかったですね(笑)

でも、結構興味深い結果がでたんじゃないでしょうか。

特に明石焼きの方が大きいけど、たこ焼きのほうが重たいってとこ。
素材によって全然こういうデータも変わってくるんですねー。

あと、写真をとる作業をする場所を探すのがなかなか大変でした。

っていうのも、明石は土地勘もあってすぐいい場所を見つけられましたけど、(明石城公園にいきました)大阪は土地勘がない上に都会すぎてゆっくり作業できるところがなかったんですね。

結局道頓堀の側で人が少ない場所を探しだして撮影しました(ニッコリ)

と、まぁ今回は科学的にたこ焼きと明石焼きを検証してみましたけど、やっぱりどっちもうまかったです。さすがですね!

でも欲を言えば、僕の場合たこ磯は近くなんでホントによく行くんですけど、わなかは2017年11月現在、兵庫県にはお店がないらしいんでせめて神戸あたりにでも出店してほしいところです。

また、今度大阪にいったときの楽しみができました!

みなさんもぜひお出かけした際はたこ焼き or 明石焼きでもつまんでみてはいかがでしょうか。

ではでは〜!