【廃線】播磨周辺のその昔走っていた電車をまとめてみた

僕が住んでいる場所のそばにはその昔電車が走っていました。子供ながらに電車の車両が少なくて、あれでお金稼げるのかなーなんて思っていたら、旧国鉄の民営化に伴ってバッタバッタとローカル線がなくなっていき、「あー、一回だけでも乗っときゃよかったなー。。。」なんて今後悔先にたたず状態になっています(笑)

電車の廃線と一言でいっても結構状況が違っていて、その跡地が綺麗に舗装されて歩行者&自転車道になったり、線路だけなくなって空き地になってところや、ほぼ跡形もなくなっているところもあるみたいです。

そこで!今回はそんなノスタルジックな気分に背中を押されて僕達の住む播磨周辺の昔通ってた線路のルートを自分なりに作ってみました。先に行っておきますけど、「えっ、こんないっぱいあったの!?」って驚くと思いますよ。では、古き良き時代へさかのぼってみましょう!

※正確ではない部分もあるかもしれませんが、衛星写真の地図でみるとその昔に線路があった場所はうっすらと緑の線が残っています。これをたどってルートマップを作成しています。

鍛冶屋線(西脇市:1990年に廃止)

野村駅(現在の西脇市駅)〜多可町の鍛冶屋駅までを南北に通っていた路線。現在でも鍛冶屋線記念館という当時の資料館が残っているので、比較的当時の面影は多く残っていそうです。

鍛冶屋線のルートマップを表示

高砂線(加古川市、高砂市:1984年に廃線)

加古川駅から高砂駅までをぐるっと回るような逆S字の形で通っていた鉄道路線。現在の山陽電鉄高砂駅のそばを通るルート。昔は土手の上を走っていてカタンカタンを音をさせながら走っていたのが懐かしいです。

それにしても加古川はまだ現存する加古川線、後で紹介する別府鉄道と高砂線。その昔は乗り入れ路線が多いターミナル駅っぽい雰囲気だったようですね。ひとえに利用客が多かったならまだあったかもしれないのにー、、、って感じですかね。

高砂線のルートマップを表示する

網干鉄道(姫路市:1989年に廃線)

長年この播磨にすんでいますけど、網干鉄道なるものがあるとは全く知りませんでした。現存する山陽電鉄網干駅までつながっていればもしかするとまだ利用客は多く残っていたかも、なんて想像してましたが、どうやらもともとは終点の東芝工場のために作られた路線ということで時代とともにその存在意義がなくなってしまったようです。

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姫路市営モノレール(姫路市: 1979年に廃線)

その昔、姫路にモノレールが走っていたのは結構有名な話ですが、実際に乗ったことがある方は少ないんじゃないでしょうか。というのも廃止されたのが1979年とかなり前のことですし、しかもなんと駅の数が「姫路駅」「大将軍駅」「手柄山駅」のたった3つだけだったと聞くと「うーん、それは廃止になりますよねー。。。」って感じです。なんなら歩いてでも手柄までいけますしねー。もう少し延伸していれば&通常の鉄道ならもうちょっと生き残ったのかな、なんて思いますね。

ただ、一度乗ってみたかった!

↓↓↓2017/10/1現在残ってるモノレール跡

↓↓↓別の場所に移動して撮影


↓↓↓ラピュタ!?

↓↓↓近くで見てみるとやっぱり老朽化が進んでます。ここもそのうち撤去されるんでしょうね。

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三木鉄道(三木市:2008年に廃線)

2008年の廃止なので、この記事を書いている2017年からするとそこまで時間がたっていません。そのため、ニュースで廃線の話を聞いた方も多いかもしれませんね。ちなみに個人的にこの三木鉄道は何度も乗ったことがあるので思い入れは少なくないですね。ホントにひろーい畑の真ん中をまーーっすぐに少し大きく揺れながらすすむ電車はなかなか風情があっていいものでした。特に田んぼが太陽に照らされてキラキラ光っていたのを覚えています。

しかし、現在はその線路跡は舗装もされておらず昔の面影は少なくなっています。ただ、終点の旧三木駅は現在では「三木鉄道記念公園」になっていて当時の資料が保管されているようです。できたら旧路線を舗装して歩行者&自転車道にしてほしいなー。たしか三木市は財政難で予定を早めてまで廃止を決定したのでさすがに予算がおりないかなー。。もし神戸電鉄の三木駅まで延伸していたらまだもう少し利用客は多かったんじゃないでしょうか。

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別府鉄道(加古川市:1984年に廃線)

加古川市役所近くの野口駅から別府駅(野口線)、JR土山駅から別府駅(土山線)の2つの路線がありました。現在は自転車道などになって舗装されているのでたどるのが簡単な廃線です。特に野口線の「松風こみち」と「であいの道」はきれいな道でサイクリングにもおすすめです。個人的に、この2つの路線の電車も乗る前になくなってしまいましたので「乗っときゃよかった!」のひとつですね(笑)

それにしても結構な町の中を通っているルートなので、その昔線路そばに住んでいた人はきっとうるさかったんだろーなーと想像してしまいます。まだレールが道路に埋め込まれた形で残っている場所や、公園内に当時の車両が展示してあるので加古川〜別府〜土山と、全路線をたどってみても面白いかもしれません。

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赤穂鉄道(赤穂市:1951年に廃線)

1951年の廃止なのでさすがにこの路線に乗ったことがある人はもうほとんどいらっしゃらないんでしょう。JR有年駅(付近)からJR播州赤穂駅(付近)までをつないでいたという路線。全くこの路線ことも知りませんでしたけど、すごくロマンを感じさせてくれる路線です。なので、いつかその道を自転車で辿ってみたいと思っています。(昔駅があったところには碑がたっているそうです)

ただ、有年駅には一度いったことがありますが、正直人口の多いところという感じではなかったのでやはり利用客は少なくなってしまっての廃線なのだろうと想像しています。ここは生まれる前なので乗りたくても乗れません。。

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淡路鉄道(淡路島:1966年に廃線)

個人的に一番驚いたのが、なんと淡路島にはその昔鉄道が走っていたそうです。しかも、洲本〜福良となかなか長い距離を走る路線だったようですが、もう半世紀ほどまえに廃止してしまったようです。今でも残ってたら鉄道ファンではない僕でも絶対にのりにいくと思います。その昔淡路島を一周したことがありますけど、あのあたりは本当に自然が残っているのでなかなかいい場所でしたよ。

ちなみに地図は途中までは辿れたんですけど、さすがにとても昔のことでわからなくなってしまいました。。。ということで最後は地図なしです。ごめんなさい、、、

あとがき

こんなにも多くの線路が播磨地方にあったなんでびっくりしました。そして、まだ今でも頑張って営業しているローカル線(特に個人的に好きな北条鉄道さん)応援してます!