少し前にニュースで姫路モノレールの唯一の中間駅だった大将軍駅が解体されることになったのを知りました。この大将軍駅はなんと集合住宅の中に駅ホームがある画期的ものだったにもかかわらず、姫路モノレール自体の人気が出ず廃線になってしまったんで、多くの人に利用されることはなかったようです。
そして、大将軍駅の解体に対応するように、今でも少しだけ残されていたモノレールの跡の撤去も始まっているようですね。
そこで、この前「【数字チャレンジ】播磨周辺で1〜10の数字が名前に入った交差点を回ってきた!」で姫路に行ったとき、おそらく今後なくなっていっちゃうと思われるモノレール跡を見に行ってきました!
モノレール跡が残ってる場所は?
姫路駅から徒歩10分〜15分ぐらい西へ行ったところにあります。新幹線と船場川が交差しているあたりです。詳しくは地図を作ったんでみてみてください。赤色がまだ残っているところで、紫のところが最近撤去されちゃった場所です。
では、写真と一緒に姫路モノレールの現在の姿を紹介しましょう!
新幹線南側のモノレール跡
まずは新幹線南側のモノレール跡から。船場川という川に沿ってレールが存在していたようですね。写真をとりにいった時は曇っていたこともあってより廃墟感がでていました。なので、通常は写真加工するんですけど今回はほとんどそのままで残してます。
もしまだモノレールが営業していたらこのマンションすぐ近くを通ってたことになりますね。もしかしたら六甲ライナーみたいにプライバシーに配慮して窓が突然曇りガラスになったりしてたんでしょうか。
この場所から旧・手柄駅に続く場所(ここからすぐ後ろ)のモノレール跡は残念ながらすでに撤去されてしまいました。これも時代の流れですね。
モノレールが走ってる姿を想像しながら別の場所に移動することに。
近くの大通りを移動していると、、、??おっ!
ビルの隙間にモノレール跡を発見!んー、ここを横切るモノレールを見てみたかった!
さっきのレールが続いている逆側に到着。
でもよく考えたらよくあんな細さで車両を支えられたもんですね。車両自体はそこまで重いもんじゃないのかな??
新幹線北側のモノレール跡
では次の場所へ。山陽新幹線の路線が見えてきたところ。おっ!
向こう側に別のモノレール跡を発見。
さっそく近づいてみる。
へぇ!さっきのモノレール跡と同じく普通に市街地内にあったんですね。やっぱり川の横を通ってました。
横は結構細い道です。
こっちのは真下から見ることができます。これができた当時は新しい時代の幕開けだー、って近隣の人たちもテンションがあがったことでしょう。
ここの跡はまだまだ続いているようです。モノレール下が小さな畑になっていておじいさんが農作業をされていました。
振り返って新幹線とのコラボ。あれ、これを見る限りモノレールがなくなった跡に今の新幹線高架ができたのかな??このままじゃぶつかっちゃいますよね。
遠くから見るとまだまだ撤去しなくても大丈夫なんじゃ?って思いますけど、近づいてみるとこんな状態。今すぐ倒れたりすることはないでしょうけど、今後のことを考えると撤去しておくべきなのかもしれません。残念ですけどねー。
そして、そのまま川沿いを移動していくと年代を感じさせる現象が。
草まみれ!(←吉本芸人・千鳥さん風)
もはやコンクリート部分が見えなくなっています。
んー、たしかジブリの天空の城ラピュタでもこんな感じの柱がありましたよね。廃墟感がハンパないです。
できるならこの柱の上からの景色も見てみたいですねー。多分それができるのはこの柱を撤去するときの業者さんだけかな。
ここでもう一回振り返って新幹線とのコラボ。あれ、ここからみるとぶつからないかな。角度によって錯覚しちゃったみたいです。納得!
最後にこのモノレール跡の逆側の端っこにもいってみました。こっちも周りが木に覆われてます。1979年に廃止されたらしいから無理もないですね。
でも姫路の歴史の1ページを体験できたいい時間になりましたよ。みなさんも姫路で時間を持て余したら一度行ってみてはいかがでしょうか。
ではでは〜!