【たつの市】2つのわき水を訪ねる旅

さぁ、急にやってきた熱波のせいで部屋にいながらも服のまま冷たい水に飛び込みたい衝動に駆られてる播磨弧道です。
みなさんは、暑さ対策は万全でしょうか。

さてさて、日本はやはり雨が多いことからかいろんな場所で「わき水」が湧いています。もちろん、我らが播磨地方にはいくつか「わき水スポット」があるんで、今回は冷た〜いお水に触れられるような自転車旅行を考えてました。

そして、この週末は梅雨にもかかわらず快晴だったんで、早速行ってみました。場所は播磨弧道が以前から気になっていた「たつの市」にある2つのわき水です。

さぁ、どんなお水を探し出すことはできたんでしょうか。

(※記事内の地図は地理院地図を加工したものです)

播磨新宮駅からお玉の清水へ行く

1つ目のわき水は、「お玉の清水」です。

まずはJR姫新線を使って近くの播磨新宮駅に乗って向かいます。

播磨弧道は姫新線に乗るのは播磨周辺で1〜10の数字が名前に入った交差点を回ってきた!企画以来だったんで、姫路駅から播磨新宮駅まで車窓を見るのが楽しかったです。

そうこうしてると、すぐ播磨新宮駅に到着!
播磨弧道にとって播磨新宮は人生初です。

時代の流れか、播磨新宮駅も近代的な駅舎になってるんですね。(本音を言うとノスタルジックを感じさせる駅舎を期待してたので、ほんのちょっとだけ残念でしたけど^^;)

では、ここから愛車(折りたたみ自転車)に乗ってお玉の清水に向かいます!

場所はここ。
播磨新宮駅すぐ横に走っている724号線を南に行けば、すぐ到着できそうですね。

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そして、軽快に自転車を漕いでいると・・・

進行方向・右側の田んぼの中に、とても小さな建物があるのを発見!

「もしや、あれは・・・!?」

急いで道を中に入っていってみると、曲がり角に「お玉の清水」の表示を発見!

やりました!
たった10分ほどで到着できました。

では早速屋根のある場所へ近づいてみましょう。

近くには看板が。
ふむふむ、名前の由来はわかってないのか。

で、用途はお化粧の水なんですね。もしかすると飲めるかと思ってたけどやめといた方がよさそうですね。

そして、手押しポンプも発見。
呼び水までするのは大変なんで今回は見るだけにしました。

では、お待たせしました!
「お玉の清水」を見てみましょう。

ん??この先ってことは、、、

これ、、、なのか!?
たしかにキレイな水ではあります。

でも、藻が生えてるし、普通に魚が泳いでる。
やっぱり飲まないほうがいいですね。^^;

ま、でも暑い夏に冷たい水を楽しむ旅なんで、ペットボトルでお水をいただき、近くで汗だくの顔と手を洗わせてもらいました。

時折吹いてくる風のおかげで元々冷たいお玉の清水がより冷たくなって最高でした。

「ふー、これは次のわき水も元気いっぱいで行けそうだぞ♪」

ということで、次のわき水に向かってさらに南下します。

龍野神社にある力水に行く

さて、続いてはJR姫新線・本竜野駅の近くにある龍野神社へ向かいます。

ちなみに近くには相撲の開祖と言われる「野見宿禰(のみのすくね)」をお祀りする野見宿禰神社があるんで、「力水」というネーミングもなるほどって感じです。そういえば昔好きだった「修羅の刻(しゅらのとき)」という漫画で野見宿禰のことを知ったのを思い出しました。^^

では、力水の場所です。

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1つ目に行ったお玉の清水そばにある724号線をそのまま進み、途中交差する179号線を使って本竜野駅方面に向かうことに。


途中「鹿注意」の標識をみてちょっと不安になりながらも、頑張って進むと気がつけば古風な町並みの中にいました。

道路がアスファルトになっても昔の空気感を残してますね。

そして、「大正ロマン館」なる建物の前はとても風情ががあるおしゃれな雰囲気。

このあたり、すごくいいですね。

そして、龍野城跡が見えてきた時点で、当初の目的「力水」のことを忘れてことに気づき、もう寄り道はせずひたすら坂を登っていくと、龍野神社に到着!

でも・・・

うっ、ここを登っていくのか(汗)

どうやら簡単には力水をゲットすることはできないようです。ゲームでもなんでも重要なものはすぐには手に入らないんですね。

ということで自転車を下に止めて徒歩で上を目指すことに。

酸欠になりながらひたすら階段を登り続けていると、野見宿禰と書かれた文字を発見。これは近そうです!

えっ、でもまだ登るの・・・・・・エグい坂・・・。

そして、軽く意識が遠のくのを感じつつ顔を上げると、ついに発見。
力水です!!

まずは看板をチェック。
おっ、栃錦さんが書いた文字があるんだ。

これがそうですね。たしかに左下に「栃錦」と書いてあります。

そして、力水の説明書きです。
へぇ、やっぱり験を担いで歴代の横綱がお参りしたんですね。

そりゃそうですよね。
音楽で言うところのバッハ、お茶だと千利休になるわけですもんね。

さぁ!それじゃあ、お目当ての力水です。
播磨弧道も20才の頃のチカラを取り戻すためにお水をいただくことにしました。

今回もお水をいただいて顔と手を洗わせていただきました。

・・・すると、ホントにドラゴンボールの仙豆を食べたときみたいにクタクタの体が復活するような気がした僕のプラシーボ効果はフルMAXでした(笑)

でも、この水が出ている横にあるおすもうさんの石像、後ろからみても隙がないんです。さすがですね!

ということで、2つ目の力水も完了です。

ふらっとウマ飯(買い物編)

いつもは、その土地土地の食べ物をいただくミニ・コーナーなんですけど今回はちょっと趣向を変えてウマ(そうな)ものを買う「お買い物編を」お届けします。

というのも、本編でも書いた「大正ロマン館」の前でこんなものを発見したからなんです。

醤油・もろみ販売機??

ほんとだー。
醤油ともろみが自販機で売られてる!

少し前に話題になった、「だし」の販売機みたいなものですね。

そして、安定の衝動買い(笑)
ウチへのお土産にしました。

これからこの醤油使った料理が楽しみです。

おわりに

ということで、今回は少しいつもとは雰囲気を変えてたつの市にある2つの湧き水「お玉の清水」「力水」を巡ってみました。

播磨新宮は初訪問でしたし、本竜野駅周辺も駅に一回だけ行ったことがあるだけで散策はするのは初めてだったんで新鮮な気持ちでペダルを漕ぐことができました。

播磨弧道は、事前に少しぐらいは情報を調べていくんですけど、やっぱり行ってみると予想してないものがあってテンションが上がったり感動したりするんです。やっぱり旅っていいもんですね。

と、往年の淀川長治さんみたいな感じで今回は終了です。

ぜひみなさんも2つのわき水を訪ねてみてはいかがでしょうか。

ではでは〜。