さぁ、自分を主人公に見立てて、主観で小説を読むことにハマっている播磨孤道です。(ということで、気分は邪馬台国を冒険中です^^)
みなさん、ごきげんいかがでしょうか。
さてさて、実は今回もスイーツドカ盛りと同じく、子供の頃に夢見てたことを、何十年を今さら実現する企画なんですけど、みなさんは
「アルフォート」
っていうチョコレート菓子をご存知でしょうか。
そうです。
クッキーの上に長方形のチョコレートがのっかってて、そこには帆船の絵が描かれている、あのアルフォートです。
アルフォートは、味も大きさも絶妙で、しかも何と言っても絵がオシャレだから、安いのにリッチな雰囲気にさせてくれる、庶民の味方ですよね。(・・・ちなみに、僕はブルボンの回し者ではありません。)
で、そのアルフォートで子供の頃に何がやりたかったかというと・・・・・・。
絵を、葛飾北斎の「富嶽三十六景」に変えたい!
というものでした。
特に葛飾北斎に憧れがあったわけじゃなく、絵も興味があったわけじゃないんですけど、子供心に「絶対に似合うはず!という自身があったんですね。
つまり!
こんな感じで・・・・・
アルフォート
↓↓↓
亜留符尾都(あるふぉーと)
って感じにしたい、ってことです。
さぁ、それではこの夢はかなったんでしょうか??
こちらです、どうぞ(^^)/
↓↓↓
どうやって実現する???
まず、アルフォートの絵を加工する道具が必要になるんで、いろいろとアプローチ法を考えてみました。候補としては、
1.チョコレートを一旦溶かして型にいれる ・・・ 手間がかかりすぎ。しかもそんな高尚な野望じゃないんでパス。
2.ラテアートみたく、食べられるプリントアウトをする ・・・ 姪っ子たちにお年玉あげたから、マシン買うお金ないよ。。(汗)
3.よし!いっそのことブルボンに投書して頼み込もう ・・・ ゼッタイ迷惑。そもそも記事かけないじゃん。。
・・・と、いうことで子供の頃の夢なんだし、比較的成績のよかった「図画工作」方式でトライすることに。
そう、
彫刻刀で削りだす!
のです。
道具を揃える
ということで、道具も庶民の味方、ダイソーで揃えてきました。
買ったのは、
- 彫刻刀
- カッターマット
の2点です。
さぁ、じゃあ道具を洗ってアルフォートを「富嶽三十六景」化していきましょう!
チョコレートを削っていく
まずは、すでに描かれている帆船の絵を「平刀」で平らにならして、更地にします。
チョリチョリ……
チョリチョリチョリチョリ……
んー、言葉では説明しにくいんですけど、チョコ削るのってなんか気持ちいい〜!
そういえば、最近ネットニュースで見た「石鹸をカッターで削るとエクスタシー・ゲット!」っていう記事を思い出しました。きっとあれとおんなじ現象なんでしょう。
それほど時間もかからず、まずは更地が完成!
このキャンバスに、これから富嶽三十六景の芸術的な波を刻みこんでいきますよ!
※ちなみに後でも書きますけど、もったいないんで削りカスはちゃんとお皿にとっています。
さぁ、ここからが本番です。
チョコの更地に富嶽三十六景を刻みつける
まずは、大まかな構図を決めないといけないんで、ナスカの地上絵みたく「切り出し刀」で溝を掘っていくことに。
心地いい「チョリチョリ」音があるんで、作業は結構楽しいんですけど、ここで早くも
問題発生!
僕のホカホカの手がチョコレートを溶かし始めたんです。
うっ、、、心があったかい人の手は冷たかったんじゃー。真逆ですな・・・(涙)
と思いつつ、しょうがないんで応急処置として一旦冷凍庫で冷やすことに。
ブレイク・タイム
チョコを冷やしてる間は、何もすることがないんで、残りのアルフォートをサクサクかじりながらブレイク・タイム!
うーん、やっぱアルフォートは絶品だな(ニッコリ)!
いつも飲んでるゴールドブレンド・コーヒーもすすみます。
チョリチョリ再開!
さぁ、冷やしたチョコレートを、真冬の冷気で冷えきった体(笑)でまた削り出しました。
(その後30分ほど経過)
どういうわけか、この辺りで「ゾーン」に入ってしまって途中経過の写真をとるのをすっかり忘れてしまいました。
なので、一気に完成バージョンの写真をご覧いただこうと思うんで、その前に本物の富嶽三十六景をご覧ください。
さすが名画!
構図も色も最高ですね。
お待たせしました!
それでは、僕が30分かけてアルフォートで作った、チョコレートの富嶽三十六景です!!!
おぉ、、、正直ほぼチョコが崩れかけ・・・・・・(汗)
ちょっとわかりづらいんで解説バージョンの写真も。
うーん、僕がいつか天国にいけるなら、アルフォートの手土産をもって葛飾北斎さんにお詫びに行くことにしますね(作り笑顔)
ちなみに
削ったチョコなんですけど、こんなカンジでお皿に残してたんです。
で、もったいないんで富嶽三十六景を作ったあとに口にいれてみたら・・・・・・
うっ、うまい〜〜〜!!!
ってなりました。
口溶けがすばらしく、まるで爽やかな空気が舌の上を過ぎ去っていったかのような食感!この前テレビで見た、昆布を超絶うすーーーく削る職人さんを思い出しました。
やっぱなんでも手間暇かかってるものは違いますね。(あ、職人さんと一緒にしちゃマズイか・・・)
と、いうことでみなさんもアルフォートの絵を、ラッセンとか鳥獣戯画に変えて楽しんでみてくださいね。
ではでは〜。