消えゆく”れんばい市場”を保存撮影

さぁ、何年も前に初めて食べたブラックサンダー(チョコレート)に今ハマっている播磨孤道です。
みなさん、いかがおすごしでしょうか。

さてさて、もうご存知の方も多いかもしれませんけど、今回は少しさみしい話題になってしまうかもしれません。

…というのも、播磨孤道も最近知ったんですけど、加古川では昔から親しまれた「れんばい市場」が今月(2017年12月20日)に閉店することになったからなんです。

閉店の記事(神戸新聞)

正直なことを言うと、播磨孤道自身も最近はれんばいに行くことは少なくなっちゃってたんですけど、子供の頃はすぐ近くにある図書館で本を借りて、その後れんばいによってたんでとても残念な気持ちになりました。

で、2号線の加古川橋・架けかえの記事でも少し触れたんですけど、こういう

何気ない日常だけど、なくなると寂しい景色

っていうのを写真に収めておかないと後悔するんで、少し時間を割いて閉店前のれんばいに行ってきました。

では、今月末に90年の歴史に幕を閉じる、れんばい市場のレポートです。
どうぞ!

れんばいがある場所

まず、れんばいの場所を見ておきましょう。
れんばいは、さっきも書きましたけど加古川図書館近くのこの場所になります。

まわりには図書館だけじゃなく、税務署や小学校、お肉屋さん、和菓子屋さんなんかもあったりします。

れんばいが閉店する理由

記事によると、れんばいが閉店するのは主に2つの理由からだそうです。

  • 売上の低迷
  • 組合員の高齢化

やはり、加古川でも大きなスーパーマーケットがたくさんできてますし、その中の競争は厳しいものだったようです。

れんばいを保存撮影

さぁ、では保存撮影してきた「れんばい市場」を一枚ずつ見ていきましょう。
(もし個人的に保存しておきたい方はご自由に保存してください)

まずは外観から。
「かこがわ新鮮食材市場れんばい」が正式名称なんですね。

正面から。
写真向かって後側すぐのところに、加古川図書館があります。

(ちなみに)

加古川図書館の建物は1935年に建てられたものだそうですけど、なんと、れんばいはそれよりも前の1927年から始まった市場なんだそうです。

1927年といえば、芥川龍之介が亡くなった年なんで、そう考えるとやっぱり時間の経過を感じますね。

では、国道2号線側からも。
よりノスタルジックを感じさせられます。

アーケードを下から撮影。
子供ころ一度でいいから上に登ってみたかったのを思い出しました(笑)

自転車置き場。
90年の間、無数の自転車が止まってきたことでしょう。

そして、自転車置き場から見える階段。

角には今風のおしゃれなオープンカフェがありました。

では、逆側にも行ってみましょう。
自転車置き場側もそうでしたけど、こうやってみると結構お客さん多いとは思うんですけどね。(実際にこの撮影をしてるときにももう一台車が入ってきてました)

アップでも撮影。


さらにアップしてロゴを撮影。

さぁ、では店内の様子もみてみましょう!

(※)
お店の方から撮影許可はいただいています。
その際、スタッフの方がとても親切に対応してくれました。
どうもありがとうございました!

まずは自転車置き場側から入っていきます。

入ってすぐの場所。

もう少し奥まで進んでみました。
久しぶりに来た播磨孤道も不思議と懐かしく感じましたよ。

オープンカフェの方から入ったところ。
驚いたことに占いのお店もありました。

もう少し奥に入った所。
写真右側にあるインフォメーションでスタッフの方が親切に対応してくれました。

車が止まっていた側から入ったところ。

専門店もたくさんお店が並んでいました。

ちなみに

せっかくなんで播磨孤道もれんばいさんでお買い物をさせていただきました。
買ったのは、

です。

で、ここからも少し驚いたんですけど、普通にお会計しようとしたらこんなチケットを受け取りました。

???

…と思っていると、店員さんに「向こうの機械で精算してくださいね」と。
つまり、

れんばいでもセルフレジが利用されてたんです!

うーん、これは本格的に人手不足に機械で対応する社会になってきたなー、なんて思いながらチケットを機械で読みとると、あとはお金をチャリンチャリンと入れるだけで完了です。
ホント便利な世の中になりましたね。

ちなみに(その2)

以前このブログで挑戦した加古川駅周辺の公衆電話(ボックスタイプ)全21ヵ所に行ってみた!  の中で見つけた公衆電話のひとつは、れんばい市場にあるものでした。
もし良かったらそっちもご覧になってください。m_ _m

追記(2018年7月29日)

この間ふらっと近くの図書館に足を運ぶと、残念ながら建物自体が撤去されて現在は更地になっていました。

建物がないのにアーケードには「れんばい」のマークが残ってしまって、さらに時代の流れを感じずにはいられない景色となっています。

もしかすると、アーケードも老朽化しているのでそのうち撤去されるのかもしれません。

おわりに

ということで、今回は閉店間近のれんばいの姿を保存するためにとらせてもらった写真を紹介しました。

やっぱり時代の流れとはいえ、こういう長年続いてきたものがなくなっていくのはさみしい気持ちを感じずにはいられませんでした。

れんばいさん、まだ少し早いですけど90年間おつかれさまでした!

ではでは!