加古川と海の境目はどこ!?

さぁ、愛する自転車の六角ボルトが100%なめてしまって若干落ち込んでいる播磨弧道です(笑)
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

さて、突然ですけど僕らが住んでる場所には、どこにでも境界線ってありますよね?

例えば国と国の境目には国境がありますし、家と家の間にだってりっぱに境界線があります。

実は少し前にいつものごとく地図アプリで卓上旅行をしてると、ふとある疑問が頭に浮かんだんです。

あれっ、加古川と海の境目ってどこなんだろう!?

と。

そうです。地図でみると、県境とか市町村の境目は書かれてますけど、海と川の境目って見たことがないなーって思ったんですね。

だったら播磨弧道が見つけなきゃダメだろ!ってことでさっそく行ってきました。

では、その結果をご覧ください♪

※記事中の地図は地理院地図を加工したものです。

どうやって境目をみつける?

まず川と海の違いを考えました。

そうです、単純に塩分があるかないか、ってことですよね。

ってことは、

ペロッとひとなめしてみれば・・・
いやいや!絶対おなか壊す!!(汗)

しかも播磨弧道は胃腸が強くないから、なおさらダメです!

じゃあ、何か良い方法がないかなーって考えてたら、熱帯魚のために塩分濃度を測る「比重計」っていうのがあることを思い出しました!

そこで、さっそく庶民の味方 amazonドットコムで比重計を探すと安い&評価も高い比重計を発見。即購入しました!

それがこの Instant Ocean SeaTesT です。

裏面の説明書きはこんな感じ。

どうやら器の中に水を入れると白い部分が動いて、どのぐらい塩分があるかがわかるってことらしいです。

うん、これを使えばいけそうですね!

どこを境目とするか

実際に計測する前に今回のゴールはどこなのかをはっきりさせておくことにしました。

川イコール塩分がゼロってことなんで、SeaTesT の目盛りが 1.000 になれば真水ってことになります。

でも、残念ながら1.000 の目盛りは存在しません。

なので今回は、 一番下の「1.014」を海の境目ってことにします!

ということで、計測の流れはこうなります。

1. 海側から少しずつ上流に移動しながら塩分を測る
2. もし一番下の目盛りまでくればゴール!

さぁ、それでは実際に川と海の境目を探しに出かけましょう!

塩分濃度を測る前に

まず本当に SeaTesT が真水で一番下の目盛りにくるのかを練習もかねて確かめておくことにしました。

場所はこちら。ここは低いですけど堰があって高低差があります。つまり、絶対に海の水が上がってこない水をゲットできるってことですね。

地図を表示する

この場所の右側から水を汲みました。

結果はこんなカンジです。

はい!目盛りはウンともスンとも動きません。正直、ちょっと壊れてないか心配になりましたよ(笑)

海と川の境目を探す

さぁ、それじゃあ、やっと計測です!海側から少しずつ上流に移動しつつ塩分濃度を測っていきましょう。

レッツ塩分!

ポイント1(河口付近)

まずは一番海側の河口付近から開始です。

場所はここです。

このあたりはこんな感じで急な崖みたいになってたんで水を汲むだけでも大変でしたけど、知的好奇心のために頑張りました!

で、その塩分濃度の結果がこちら!


うーん、1.017 あたりを指してますね。SeaTesT の説明書には緑の文字が書かれた 1.020〜1.024 までが海水ってことだったんですけど、加古川は水量が多いから河口付近ぐらいだとまだ完全な海水にはなってないんですね。

↓↓↓ここが海水の範囲です。

その後、その付近で測ってみましたけど、10m ぐらい移動するだけじゃほとんど変化がなかったんで、思い切って大きく移動するためにコンクリートの崖を登ろうとした…

そのとき!

ズリっ!!

…ん?

ゲーーーーー!右足の靴がおむすびころりんすっとんてん状態にー!!(驚愕)

追う播磨弧道!

逃げる右足の靴!!

追う播磨弧道!!

逃げる右足の靴!!!!

そして…

はい。。うちの右靴が10.0 のスーパー高飛び込みを成功させました、とさ(ニッコリ)

いやいや、これで終わられへんよ!

もうこうなりゃヤケだ!もう靴下が濡れようが関係ない!はいてしまえー!!

ポイント2(中洲 – 1)

ってことで、次のポイントに到着。

場所はここです。

いわゆる中洲のところですね。川の中洲なんてホントに久しぶりに来ました。

まずはこのポイントで測ってみることに。

おおっ!塩分が最低レベルになったぞ!

と、いうことはここから下流にいって塩分があればそのあたりがゴールってことにことになります。

ポイント3(中洲 – 2)

興奮を抑えながら次は少し下流のこの場所で塩分を測ってみることに!

おっけー!塩分があるみたいだぞ!

しかもこれ、泡とかがついてると目盛りが狂っちゃうんで何回もそこら辺の棒でかき混ぜて時間も少し待ってからの計測なんで、まず間違いないでしょう!

と、いうことはさっきの場所と今いる場所の真ん中あたりが川と海の境目ってことでいいんじゃないでしょうか!?

地図でいうとこうなります。

ふー、なんとかいちおうの結論が出せて良かったんですけど、右靴は海にダイブするわ、その時に野ばらのトゲを踏むわ、寒さで鼻水止まらなくなるわでエライ目に会いました(涙)

まっ、おかげで知的好奇心は満たされましたけどね!

おわりに

正直言ってハードな企画でした(笑)

っていうのも、今回記事で使った写真はそこまで多くはないですけど、実際にはコンクリートの崖を降りては測って、登って移動してはまた降りて測っての繰り返しだったんですね。

最後の方は太ももがぷるぷるゆってました(笑)

しかも、実ははじめは逆側の岸で計測しようとしたんですけど、風向きの関係で葛飾北斎の絵みたいに波が押し寄せてきてたから、そこでの検証は断念したんです。

その後、日が落ちかけてる&向かい風の中スローモーションのように自転車をこいだ辛さは一生忘れないでしょう。うんうん。

まっ、とにかく今回は加古川の川と海の境目を検証してみました。

きっと日によっても境目は変わるんでしょうけど、なんとか探し出せて嬉しかったです!

だだし、ハードすぎるんて二度と冬にこんな企画はしません!!
もちろん、みなさんは真似しないほうがいいかと思います。

ではでは〜(笑)